近隣から苦情が!ゴミ屋敷と認知症の関係について

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近隣から苦情が!ゴミ屋敷と認知症の関係について

「近隣の方からの苦情がきて困っている」
大家さんからの忠告で実家に帰ってみると、認知症が進んだ親がゴミの中で暮らしていた。そのような方からのゴミ屋敷清掃のご依頼が増えています。

今回は認知症とゴミ屋敷の関係、認知症の方の家がゴミ屋敷化を防ぐ方法について紹介します。

1.近隣からの苦情が入った!ゴミ屋敷の原因は認知症かも

近隣からの苦情で、実家がゴミ屋敷になっていたことを知る方は少なくありません。
なかには、親が認知症になっていた、というケースも多いです。

近年、高齢者のみの世帯・高齢者のひとり暮らし世帯が増えており、親の異変に気づきにくいのが現状です。

では、どうして認知症の方の家がゴミ屋敷化しやすいのでしょうか?

その理由は認知症の症状と深く関係しています。ゴミ屋敷化しやすい理由を見ていきましょう。

 

2-1.ゴミ屋敷になりやすい理由 ①日付や曜日が分からなくなる

認知症の方の症状において、ゴミ屋敷に深く関わっているのが見当識障害です。

日付や曜日の感覚が分からなくなってしまうため、ゴミ出しの日にゴミを出せなくなります。
曜日ごとの回収項目も分からないため、ゴミを出すことも諦めてしまうことも。

捨てられないゴミは部屋を埋め尽くすように溜まっていき、家は徐々にゴミ屋敷へと変貌を遂げていきます。

そのほかにも、以下のような症状が考えられます。

・買ってきた食べ物を床に置きっぱなしにする
・食べかけたものを片付けられない

こういった状況が積み重なり、腐敗した食べ物が散在している不衛生な状態の部屋になってしまうのです。

 

2-2.ゴミ屋敷になりやすい理由 ②老人性うつによる影響

認知症の初期にも見られやすい老人性うつも、ゴミ屋敷化を助長するきっかけの一つです。
原因は環境的要因と心理的要因があり、さまざまな要因が重なって発症することもあります。

 

「環境的要因」

・定年退職した
・子どもの独立
・趣味がない
・人に会う機会が減った

 

「心理的要因」

・配偶者の死
・病気にかかった
・長年飼っていたペットの死
・人間関係の悪化

 

老人性うつ病を発症すると、部屋の掃除、ゴミ捨てはおろか、食事や入浴など身の回りの最低限のことをする気力も湧かなくなるセルフネグレクトの状態になります。
家族と同居していれば気がついてもらえることも、1人暮らしでは誰にも気がつかれぬまま症状が悪化。
ゴミは溜まっていく一方で、ゴミ屋敷化が進んでしまいます。

自分自身への興味や関心がなくなると、衛生状況も悪くなるため、肉体的疾患につながる可能性もあります。

 

2-3.ゴミ屋敷になりやすい理由 ③収集癖によりゴミを集めてしまう

認知症が進むに従い発症する収集癖も、ゴミ屋敷化につながる症状です。
明らかにゴミになるものを捨てずに集めたり、ひどくなるとゴミ取集所でまだ使えそうなものを拾ってきてしまったりするため、高い確率でゴミ屋敷化していきます。

収集癖が出てしまう要因は大きく分けて次の3つ。その人がもともと持っている性質が、認知症によってひどくなってしまうのです。

1「もったいない」という性格のため
例)「もったいない」からと、割りばし、ナプキン、お手拭きなどお店にあるだけ持って帰ってしまう。2「あれば安心」不安解消のため
失禁症のある人が不安解消のため、トイレットペーパーを買い集める。

3 寂しさや自尊心を満たすため

孤独さや寂しさをものがたくさんあることで満たすためゴミを集める。

 

3.近隣から苦情を言われる前に!実家のゴミ屋敷化を防ぐ方法

周囲の住民の方に迷惑をかけないためにも、ゴミ屋敷化を進めてしまう認知症に、なるべく早い段階で気づくことが大切です。
具体的にはどのようなことをしたらいいのか、ゴミ屋敷化を防ぐ方法ついて紹介します。

 

こまめな連絡をとる

一番大切なのは、やはり家族がコミュニケーションをとること
親と離れて暮らしている方は特に意識して、親と連絡をとるようにしましょう。

ゴミ屋敷化する高齢者の多くは、寂しいという気持ちを抱えています。ゴミ屋敷化に拍車をかける収集癖も、根底には寂しさを埋めたいという心理が強く関わっているのです。
週に2回連絡する、毎週水曜日には電話をするなど、こまめにコミュニケーションをとることで、つながっている安心感を与えられます。

たとえ認知症が始まってしまったとしても、普段から連絡をとっていれば、親の言動や変化を察知しやすいので、ゴミ屋敷化が深刻になる前に気づきやすいでしょう。

 

不要なものをそっと処分する

紙ナプキンや割りばし、木の枝など、明らかにゴミとなるようなものを集めていると気がついたら、そっと処分してごみが溜まらないようにします。
処分するときのポイントは、一部を捨てること。

一度に全部捨ててしまうと、本人に気づかれてしまい、騒いだり暴れたりする可能性があります。
捨てられていると本人が気づかない程度に、不要なものを捨てましょう。

本人がデイサービスなどで外出している時間に処分するのも、気がつかれないため一つの方法です。

 

ゴミ屋敷清掃業者に依頼する

自分たちの手に負えないと思ったら、業者に依頼することをおすすめします。

プロの手法を持って適切に処理することで、短時間で完了し、感染症といった危険性を回避できるなど、労力削減と安全性が保障されます。

ゴミ屋敷は、時間が経てば経つほど悪化してしまいます。家の被害とコストを最小限に抑えるために、業者への相談・ご依頼は早いに越したことはありません。

 

4.まとめ

認知症とゴミ屋敷の関係性について紹介しました。
ご依頼された方のなかには、認知症の家主が糞尿をその場でしてしまっており、害虫が発生、家中から異臭が漂い、床が全部腐ってしまっていることもありました。

ここまでのゴミ屋敷になってしまうと清掃だけでは追い付かず、何百万という莫大なリフォーム料金が発生します。大家さんへの違約金も必要になるでしょう。
認知症の方に限らず、ゴミ屋敷は高額な費用がかかってしまう場合があります。
早い段階で気づくことができれば、被害を最小限に抑えられます。

ゴミ屋敷化を防ぐためにも、家族間のコミュケーションを見直してみてください。

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