ゴミ屋敷って汚いだけじゃなく、虫もいるって言いますね。
ゴミ屋敷で害虫が繁殖していたら、どうしたらいいのですか?
ゴミ屋敷で害虫駆除だけをしても解決にはなりません。
ゴミ屋敷は、清掃と害虫駆除をセットでおこなうことが重要です。
もくじ
ゴミ屋敷は、埃や汚れといった「エサ」が豊富なため、害虫にとって快適な環境です。
また、物が蓄積して隠れ場所が多いため、人間の目を避けて繁殖することができます。
つまり、害虫が繁殖する最大の理由は、ゴミ屋敷にあると言えるのです。
では、ゴミ屋敷にはどんな害虫が出るのでしょうか。
よく出現する5種類の害虫の繁殖条件をみてみましょう。
ハエ類は生ゴミの腐敗臭や配管の悪臭を好みます。
わずかな食べ残しや野菜の切れ端が腐りかけた臭いでも嗅ぎ分け、集まってきます。
そして、腐った食べ物や汚れた配管に産卵し、2週間程度で卵から成虫になるので、半月以上放置すると家中がハエやコバエだらけになる危険性があります。
ゴキブリは、湿度が高く、通気性の悪い場所を好みます。
雑食で食事の食べこぼしや調理ゴミ、人間の皮膚や髪の毛、爪、ホコリ、ダンボールなど何でも食べます。
また、ゴキブリは暗くて狭い場所を好み、卵を産み付けます。
メス1匹あたり、約500匹分を産卵。
ゴミの山に身を隠せるゴミ屋敷は、ゴキブリにとって絶好の住み家です。
チャタテムシは、1〜2mm程度と小さく茶色で、ダニと間違えられやすい虫です。
お米や小麦粉の中に姿を現すことが多く、主にカビを食べて繁殖します。
湿気やホコリが溜まり、豊富な餌が散乱しているゴミ屋敷には、高確率で生息しています。
ヒメカツオブシムシは、その名の通り「カツオ節」を好んで食べる虫です。
カツオ節のほかにも、穀物や豆類、羊毛や絹を使った衣類などをエサにして繁殖します。
そのため、クローゼットやタンスにしまわれた洋服、長期保存している乾燥食品の中でよく発見されます。
餌となる服や食べ物が床に散乱しているゴミ屋敷は、ヒメカツオブシムシにとって天国です。
シミとは、体長8〜10mmほどで、3本の長い尾と触覚、銀色に光るウロコを持つ虫です。
シミは漢字で「紙魚」と書くように、書籍や新聞などの紙類が好物。
本や書類の山に潜んでいるケースが多いです。
シミが繁殖するのは、不衛生で人間に健康被害を与えやすい環境です。
ゴミ屋敷によく出る害虫をみてきました。
ゴミ屋敷の害虫は、「出るべくして出た」ということがわかりました。
つまり、ゴミ屋敷を解消しない限り、害虫は繁殖し続けいたちごっこになるので、ゴミ屋敷清掃と害虫駆除はセットでおこなう必要があります。
ゴミ屋敷状態のまま目の前の害虫だけを駆除しても、焼け石に水といえます。
ゴキブリのメスが1匹あたり約500匹の子どもを産むように、害虫の驚異的な繁殖力を考えると、見えない場所で増え続ける可能性が非常に高いです。
こうした理由から、根本的に害虫問題を解決するためには、ゴミ屋敷の清掃が必須です。
害虫は清潔でスッキリとした空間を嫌うため、清掃によって再発を防ぐこともできます。
すでにゴミ屋敷になっている家を片付けて、さらに害虫駆除をするのは、1人または家族だけでおこなうのはたいへんです。
確実にゴミ屋敷清掃と害虫駆除をおこないたいのなら、業者に依頼すべきです。
その理由をみていきましょう。
市販の害虫駆除剤と比較すると、業者が使用する薬剤は効果が高いです。
また、業者用の薬剤は効果がある分取り扱いが難しく、経験を積んだプロだからこそ適切に使いこなせるのです。
例えば、くん煙剤を用いる場合も、専用の噴霧器を使って隅々まで薬剤を行き渡らせる作業をおこないます。
薬剤を置きっぱなしにするのではなく、スタッフが防護マスクを着用して噴霧器を手で持って薬を撒く、という使い方です。プロは害虫が潜みやすい場所を把握しているため、的確な駆除がおこなえます。
当社では、孤独死現場同様の消毒作業をおこなうことも可能です。
「RB酸水」の散布とオゾン燻蒸によるダブル除菌をおこないますので、高い殺菌力を誇ります。
業者は清掃用の洗剤も効果の高いものを使用しています。
例えば、こぼれたジュースなどが固まってこびりついている場合、当サイトでは剥離剤を散布し、時間を置いてふやかし、剝がれやすくするので床が傷つきません。
汚れを除去した後は、仕上げにポリッシャーを用いて床を磨き上げます。
その他にも、キッチンの油汚れ、お風呂場のカビなど、場所に適した方法で細かい所まで清掃するのがプロの強みです。素人の掃除とは一線を画しています。
また、特殊清掃会社に依頼すれば、悪臭を除去することも可能です。
部屋に染みついてしまった臭いは、なかなか自分では取り除くことができません。
長年放置されたゴミによる悪臭は、プロに消臭してもらいましょう。
業者に依頼すれば、短い時間で確実にゴミ屋敷清掃と害虫駆除をおこなうことができます。
ゴミ屋敷清掃の清掃や害虫駆除作業を自力おこなうには、大きな労力と時間が必要です。
一人でおこなう場合は、一週間ほどかかると考えておいた方が良いでしょう。
協力者がいないと、途中で力尽きてしまう可能性が高いです。
先にお伝えしたとおり、ゴミ屋敷清掃と害虫駆除はセットで進める必要があるので、途中でやめてしまっては意味がありません。
両方に対応してくれる業者に依頼すれば、基本的には一日で作業が完了します。
粗大ゴミも含め、ゴミも回収してもらえます。
ゴミ屋敷清掃と害虫駆除を業者に依頼するなら、どのような業者を選ぶとよいのでしょうか。
ここでは業者選びのポイントをみていきましょう。
依頼するときには、必ずゴミ屋敷清掃と害虫駆除をセットで実施してくれる業者を選ぶようにしましょう。
ゴミ屋敷清掃と害虫駆除は、切っても切れない関係です。
物を動かすたびに、大量の害虫が出てくるようなことは、珍しくありません。
そのため、駆除剤を散布しながら作業を進める必要があり、清掃と害虫駆除両方のノウハウが求められるのです。
しかし、ゴミ屋敷の「片付け」をうたっている業者の中には、便利屋や不用品回収会社も多く、汚れた家の清掃や害虫駆除はできない業者もあるので注意が必要です。
ゴミ屋敷清掃と害虫駆除をまとめて実施してくれる業者を選んでこそ、短時間で効果的な作業をしてもらえます。
ゴミ屋敷や害虫の形跡を消すためには、特殊清掃の技術を持った業者を選びましょう。
孤独死現場などの清掃をおこなっている特殊清掃会社は、清掃・除菌・消臭という3点において、通常のハウスクリーニング業者よりすぐれています。
長い時間をかけて蓄積した大量のゴミや、害虫による影響で、部屋に悪臭が立ち込めていることは少なくありません。特殊清掃会社なら消臭も含め、ゴミ屋敷になる前の状態に原状回復させることができます。
当サイトでは、ゴミの搬出とクリーニングの終わったお部屋にオゾン脱臭機を設置し、オゾンガスを室内に充満させます。除菌・脱臭効果でゴミのあった痕跡を和らげることに加え、ゴキブリの嫌気作用で再発を防止します。
業者を選ぶ際には、少なくとも3社に見積もりをとり、比較検討をします。
比較する際には、以下3点に着目するとよいでしょう。
状況に合った薬品や機材など、技術を使い分けるには、豊富な経験が必要です。
また、信頼できる会社であれば、自然と依頼も集まります。
事前に、会社の公式サイトなどで紹介されている事例を確認しましょう。
依頼者の要望や質問に誠実に応えてくれる業者を選びましょう。
事務的過ぎたり不親切だったりと印象が悪い業者は、作業も荒い可能性があります。
賃貸住宅の管理者から業者を紹介されるケースもありますが、その場合も事前に担当者と話し、納得できる業者か確認が必要です。
内訳が明確な見積書を提示している業者に依頼しましょう。
見積もりにない追加請求をしてくる悪質な業者もいるため、事前に「見積もり以上の金額は発生しませんか」 と確認しておくことも大切です。
今回はゴミ屋敷の害虫駆除についてみてきました。
ゴミ屋敷清掃と害虫駆除はセットでおこなう必要がわかりました。
さらに、ゴミ屋敷の清掃作業は、ゴミを片付ければ終わりではありません。
ゴミ屋敷であった形跡を消す作業力が求められます。
ゴミ屋敷と害虫駆除の両方を任せられる業者をお探しの方は、当サイトにご相談ください。