もくじ
皆さま、遺品整理を行った際の遺品はどうなるの?と素朴な疑問を持たれている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
捨てる事は誰でも思いつきます。
リサイクルショップなどに売却する事も思いつきますが、ご遺品がどんな風に社会で役に立っているのか?ご存知の方は少ないのではないでしょうか。
本日は遺品がどのように役立てられているのか、ご紹介いたします。
遺品整理は家をまるまる一軒片付けを行います。そこにはつい先日まで残されていた生活用品が溢れているのです。
ですから単純に「ゴミ」としては考えられません。大きく分けると6つに分類されます。
ご遺品整理や家財整理にかかる費用の大きな割合をしめるのは不用品の処分費です。
大型家具や家電、日用品、雑貨を処分するには高いコストがかかります。
ご遺品整理や家財整理の中で不用品、処分品の割合が高くなれば整理にかかる費用は大きくなります。
現在遺品整理業界では独自に開拓したリサイクル、リユース、リデュースのネットワークを駆使し、特に海外でのリユースに着目し家財、生活雑貨をコンテナ輸出しています。
それにより、リサイクルの強化、国内販売できない物の買取品の強化、更に廃棄処分品を究極に削減することで環境負荷の軽減も実施、ご依頼者様の費用負担を軽減し、ご依頼者様が「遺品を捨てる・処分する」という「心の負担の軽減」にも取り組んでいます。
では実際に遺品のリサイクルを進める為にはどんな事が必要になるのか?
それは【分別作業】です。
これは形見かな?これは海外リユースかな?と言ったように、一点一点きちんと手間を惜しまず、ひとつひとつのご遺品を丁寧に仕分けすることで処分するものを1点でも減らし、リサイクル率を上げる事を進めれば進める程、見落とし忘れも減り、遺品の中から形見が見つかる相乗効果が生まれるのです。
リサイクル、リユースを積極的に行う遺品整理会社は、遺品整理業に求められる形見の発見力が強い傾向にあります。
多種多様な方法で多くの家財を再利用させて頂いています。
特にご遺品の中にはお客様にとっては「要らないもの」「不要品」が多々ありますが「まだまだ利用可能なもの」が沢山あります。
国内では需要が無い、国内では中古品は再利用されない物でも海外の「必要」としている方々へ輸出することで、もう一度別の国で生まれ変わって使用していただいています。
また、介護用品や使用可能な家電などは近隣の福祉施設や民間団体様へ寄付させて頂いております。
このように遺品をただ捨てるのではなく、必要とする人々に遺品を繋ぐといった遺品の行き先もあるのです。
現在の遺品整理業は「遺品を遺族に繋ぐ」だけでなく「遺品を必要な人々に役立てる」事まで求められています。
遺品整理の際にお焚き上げを推奨する業者は多く見受けられますので、現在では遺品の行方としては非常にポピュラーな存在であります。
お仏壇や神棚、人形やお写真など想いが込められたお品については心を込めてご供養したのち、環境基準を満たした施設での焼納を行います。
遺品整理業と何でも屋や片付け屋さんとの大きな違いがあるのがこのお焚き上げですね!
現在遺品整理業で国内のリサイクルショップ等と提携をしリサイクルを進める業者は非常に増えました。
ご遺品整理、家財整理をご依頼いただいたお客様にとって大切な、また、思い出の詰まったお品を「ゴミ」として処分することは簡単です。
想いがあるからこそ「ゴミ」での処分は心許ない、必要とされている人がいるなら次の先で新たに利用してほしいと思われるのが人の常ではないでしょうか。
ですから遺品整理とリサイクルは密接な関係にあります。
日本国内では需要はないものの、東南アジアではまだまだ再利用して頂ける物が沢山あります。ルートの構築等複雑な為、海外輸出まで行っている遺品整理会社は少ない事が現状です。
しかし、現地へ出向き、どのような家財が喜ばれるのか、どのような生活雑貨を必要とされているのかを目で確認し、また、現地で購入されて喜んで頂いている姿を目の当たりにする事で、遺品は海外で必要とされている事を知りました。
現在は海外リユースまで進める遺品整理業は少ないのですが、
非常に良い遺品の行方であります。
海外に渡り、現地で喜ばれる遺品を目の当たりにしますと、リサイクルの重要性に気づかされます。
日本人が持つ本来の「もったいない」の精神から海外で再利用して頂くことに尽力し、今後もリサイクル、リユース、リデュースに力を入れ、ご依頼者様の費用負担軽減、環境への負荷軽減に取り組んでまいります。
リサイクル品を輸出させていただき、再利用して頂いている東南アジアの国へ出向き、チャリティー活動にも尽力しています。
多くの子供たちに喜ばれています。
遺品の行方が多くの方に喜ばれる!その一例であります。
ただ片付けるだけの遺品整理屋が急増していますが、そのままゴミとして処分したならば、この子供たちの笑顔はありません。
業者としては捨てる方が楽です。
しかし、きっちりした分別を行い手間をかける事で、こんなに喜ばれるのです。
遺品の元である遺族様、故人様の生きた証を社会に役立てる。
それが遺品整理業であり、遺品の正しい行方なのではないでしょうか?