孤独死現場の特殊清掃とは?

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孤独死現場の特殊清掃とは?

友人のお兄さまが亡くなったんです。
孤独死だって…まだ30代なんですよ!
孤独死って高齢者だけの問題じゃないのですね。

それはたいへんだったでしょう。ご冥福をお祈りします。
人の寿命はわからないものです。
「若いから大丈夫」というわけではありません。

親族が孤独死したら、まずは警察に連絡して、えーっと、その後はどうしたらいいのでしょう?
遺族が部屋を片付けないといけないのですか?

そ孤独死現場の清掃は、特殊清掃業者に依頼するのがおススメですよ。
その理由や費用などをみていきましょう。

1.孤独死現場に潜む危険

発見までの経過日数にもよりますが、孤独死の現場は遺体の腐敗により異臭が漂っていたり、害虫が発生し群がっていたり、体液や血液が床や壁に染み付いたり、と想像以上に劣悪な環境となっていることが多いです。

害虫や体液、血液などが散乱している現場に知識のない状態で入室すると、感染症などに感染するリスクがあります。さらにはPTSDといった心的な極度のストレスを感じる事もあり、人によっては生活のリズムを乱すこともあるのです。

このように孤独死現場にはさまざまな危険が潜んでいます。危険回避のためにも孤独死の現場を清掃しなければならないときには、特殊清掃業者に依頼するのが賢明でしょう。

特殊清掃業者がどのように清掃するのか、そして費用はどれくらいかなどについて説明していきます。

2.特殊清掃の事例

孤独死現場の特殊清掃がどのように実施されるのか気になりますね。
ここでは、リスクベネフィット社の特殊清掃事例をもとにご紹介します。

事例1.廊下と居間にまたがった孤独死

孤独死の現場では、2部屋にまたがって遺体が倒れているケースが多々あります。
このような場合は床を切断します。床の切断をするには、解体業の有資格者が切断箇所を見極めながら、そして再利用が可能な部材や部分を残し適切に切断します。

床下に体液が落ちている場合は体液を取り除き洗浄をします。この部分を見逃すと異臭が消えません。
単にコンクリート部分を拭くのではなく、コンクリート部分に染み込んだ体液を抜き取り、シミが薄い場合は1枚剥ぐなどの工夫を加えます。
また、コンクリート部分だけでなく木材の隙間や木材のつなぎ目など細かな部分まで洗浄をして、確実に異臭の元を取り除きます。

室内のボードも体液を含んでいることがあります。その場合解体をして拭き取りをします。
ボードの場合は表面は問題がなくても、内側の木材が体液を吸い込んでいる可能性もあります。

最後にコーティングと消臭、消毒をします。
体液の染み具合や遺体があった場所によって、時間をかけて細かく作業を進めていきます。

事例2.畳の部屋での孤独死

この事例は食事中に体調不良となり孤独死をしたので、作業前に消毒剤を散布し浮遊している雑菌を減らしました。
感染症などへの感染対策をしてから、本格的な清掃作業に入ります。

畳の上に散乱している体液などが付着したものを、袋に詰めて片付けていきます。
畳に染み込んでいる体液を踏んで、被害箇所を拡大しないように慎重に行います。

畳に体液が染み込んでいたため、畳を撤去します。
畳を撤去する場合には、シミを隠して異臭を塞ぐためにブルーシートでカバーをします。
その上からプラスチックフィルムを巻くことで、異臭対策をした状態で撤去できます。

畳の下を見てみると、体液のシミができていました。
状況に応じた洗剤を使い、体液を洗浄していきます。
ここで適切な洗浄方法で対応できないと、異臭などが残ってしまう可能性があります。

最後にコーティングや消臭、消毒をすると、人が再入室できる状態となります。
このように、畳の上での孤独死は畳を撤去するだけでなく、その下の床もしっかりと洗浄してシミや臭いを取り除く必要があります。

3.孤独死清掃の費用

孤独死の特殊清掃の事例をみて少しイメージが掴めたかと思います。
では、そのような特殊清掃を専門業者に依頼すると費用はどのくらいかかるのでしょうか。

日本少額短期保険協会が2020年に発表した「第5回孤独死現状レポート」では、孤独死の平均清掃費用として原状回復費に約381,000円、残置物処理費に約220,000円がかかることが記載されています。

平均原状回復費381,122円
平均残置物処理費220,661円
合計601,783円
孤独死清掃の平均費用

これはあくまでも平均値です。
亡くなってから発見までの期間、住まいの広さ、ご遺体が発見された場所によって費用が変動します。

4.清掃業者に依頼するときの4つのチェックポイント

孤独死の清掃を特殊清掃業者に依頼するときに確認しておきたい4つのポイントをご紹介します。

①立会いが必要か

特殊清掃を依頼するときには、依頼者側が現場まで行き立会いをする必要があるのかチェックしておきましょう。遠方の親族が孤独死をした場合、何度もその場所に足を運ぶ必要があると金銭的な負担も心労も大きいです。また、現場が荒れている場合は、現場に行きたくないケースもあるでしょう。

特殊清掃業者の中には、電話などでのやり取りのみで完了できる場合があります。孤独死の現場への立会いが難しいと感じる場合には、事前に立会いの有無を確認してみてください。

②清掃が完了するまでの期間

現場の特殊清掃がどれくらいで終了するのかは把握しておきたいポイントです。孤独死現場の特殊清掃にかかる時間は、現場の状態や広さによって大きく異なるため一概には言えません。広い住まいが全体的に汚れていると時間がかかりますし、お風呂場やトイレ、畳の部屋など遺体があった場所によっても要する時間は異なります。だからこそ、初めにどれくらいの期間で原状回復ができるのか聞いておくと安心です。

また、アパートやマンション、周辺に住宅がある場合、作業期間によっては異臭などでクレームになる可能性があります。クレームを避けるためにも、あらかじめ作業期間を把握しておきましょう。

③孤独死特殊清掃の経験

実は、すべての特殊清掃業者が孤独死に対するスキルや経験を持ち合わせているとは限りません。
孤独死の特殊清掃に携わっているか、孤独死の特殊清掃に特化した清掃方法や技術を持っているか
というポイントをあらかじめチェックするようにしましょう。

④特許技術や資格

特殊清掃業関連にはさまざまな資格がありますが、孤独死現場の清掃にはどの資格が必須なのでしょうか。

  • 解体工事業の登録
  • 建築物ねずみ昆虫等防除業の登録
  • 遺品整理士の資格

以上の資格をもっているかは確認しましょう。
これらの資格や登録ができていないと、隅々まで特殊清掃をする権利がありません。
特殊清掃は通常の清掃とは方法が大きく異なるため、孤独死の現場で活かせる技術や資格を持っていることが必要です。

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