特殊清掃業者を選ぶとき確認する資格や許認可

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特殊清掃業者を選ぶとき確認する資格や許認可

特殊清掃をお願いするとき、私たち一般人に業者の良し悪しなんて見分けることができるのでしょうか?

実は特殊清掃に必要な資格や許認可制度ってないのですよ。
まずは、建築業許認可の「解体工事業登録」をしているかを確認しましょう。

え!資格はない?それに、家を解体するわけじゃなくて、清掃をお願いしたいのに、解体工事業?それはどういうことですか?

はい、なぜ「解体工事業登録」を確認するのかを説明します。
また、他にどんな資格があるのかもみていきましょう。

1.特殊清掃に関係する資格や許認可

これまでも特殊清掃業者にしかできない清掃や消臭について解説してきましたが、特殊清掃に必要な資格や許認可制度などはありません。(2021年7月現在)
つまり、だれでも「特殊清掃業者」を名乗ることができるのです。

そのため、中には悪質業者に当たってしまい、想定外に高い金額を請求されたり、清掃のやり直しが必要になったりするケースがあります。

では、安心してお願いできる品質の高い特殊清掃業者は、どのようにして探せばいいのでしょうか。
「特殊清掃業者」という資格はありませんが、特殊清掃を行う際に発生するさまざまなケースに対応するため、業者によっては次のような資格や許認可を掲げている場合があります。

資格・許認可名必要度取得難易度
解体工事業登録★★★★★★★★★☆
一般廃棄物収集運搬許可★★☆☆☆★★★★★
産業廃棄物収集運搬許可★☆☆☆☆★★★☆☆
古物商許可★★☆☆☆★☆☆☆☆
脱臭マイスター★★★☆☆★★☆☆☆
遺品整理士★★☆☆☆★☆☆☆☆
事件現場特殊清掃士★★☆☆☆★☆☆☆☆
優良事業認定★☆☆☆☆★☆☆☆☆
建築物清掃業登録★☆☆☆☆★☆☆☆☆
建築物ねずみ昆虫等防除業登録★☆☆☆☆★☆☆☆☆

2.まずは「解体工事業登録」業者か確認

まずは、建設リサイクル法に基づいた、建築業許認可の「解体工事業登録」をしている特殊清掃業者かどうかを確認しましょう。この解体工事業登録こそ、特殊清掃の品質に直接結びつくものなのです。

解体工事業登録とは、国土交通省管轄の国家資格で、建設業許可を保有しなくても解体工事をすることができる登録制度です。施工を行う各都道府県においてこの登録を行うことで、建設業でなくても500万円(税込)未満までの施工であれば解体工事をすることができるものです。

そして取得には「国土交通省の定める基準に適合する技術管理者を選任していること」という条件があります。この「技術管理者」になるためには、大学や高等専門学校などの専門教育機関で知識を身につけた上での2年以上の実務経験が求められ、2級以上の建築士などの資格も必要になります。

「教育機関での学識を持たず現場での実務経験があるのみ」という場合は、最低でも7年以上の解体工事経験がないと、資格取得のための講習を受けることすらできません。
このことから、解体工事業登録がいかに厳しく、誰でも簡単に取得することができない資格かお分かりいただけるでしょう。

参考:建設リサイクル法 質疑応答集|国土交通省建設業課

3.特殊清掃業者に「解体工事業登録」が必要なわけ

さて、冒頭でも疑問があったように、家を解体するのではなく清掃するのに、なぜ「解体工事業登録」が必要なのでしょうか。
それは、取得難易度の高い技術管理者を置き、「解体工事業登録」をすると、目には見えない部分にある悪臭を元から除去することができるようになるからです。

孤独死の現場やゴミ屋敷などでの特殊清掃の一般的な流れを見てみましょう。

  1. 除菌
  2. 汚物除去
  3. 汚染物清掃
  4. 消臭
  5. オゾン燻蒸
  6. 特殊コーティング

上の流れのどこで解体工事が必要になるでしょうか。

そう、「3.汚染物清掃」です。
汚染物清掃というと一般のみなさんは汚れを洗剤などで洗うイメージだと思いますが、特殊清掃の現場では、腐敗液などの汚染物質は目に見えない床下や壁の内部にまで浸透している場合があります。
床板の表面や壁紙を洗ったり取り替えたりしただけでは、内部に浸透してしまった汚染物質を取り除くことはできません。
床板剥がしなどの解体工事をしないと、この悪臭の元を完全に取り除くことは不可能なのです。

結果的に「解体工事業登録」をしている特殊清掃業者とは

  • 国土交通省の許可を得ている
  • 施工の技術、経験、ノウハウが十分にある
  • 経営体質が健全で透明性がある

といえるでしょう。

4.清掃品質の目安になる「脱臭マイスター」

脱臭マイスターは、日本除菌脱臭サービス協会という民間団体の発行する資格で、脱臭技術をはじめ、臭い物質の知識や臭気評価方法、除菌の基礎について総合的な知識を持っているという証明です。

民間資格ではありますが、臭いを完全に除去することは汚れを完全に取ることと密接に結びつくため、高い清掃品質と責任感を持つ業者を判別するための目安になるでしょう。

また、孤独死の特殊清掃の現場で、どうしても残したい遺品がある場合は、この脱臭マイスターの資格のある業者であれば、遺品の消臭・除菌が頼める場合があります。

5.特殊清掃業者のウェブサイト、どこを見る?

特殊清掃業者の多くは、作業実績や保有している資格や許認可について、自社サイトに記載しています。では、どんな点を注意して見ておくべきでしょうか。

多くのサイトではトップページや会社概要ページに、持っている資格や実績数などについて、アイコン表示などを使ってアピールしています。
ここで気をつけたいのは、実際に特殊清掃を行うにあたって実はまったく不要であったり、なくてもいい資格や許可をいくつも掲げている業者です。
実務経験がなくてもお金を払えばもらえるような資格や許認可もあります。

会社概要ページに記載されている資格や許認可は、認定番号や許可を出している自治体名などと合わせて、客観的な事実として表記されてるかも確認しましょう。

なお、会社概要ページが無い業者は、信頼性に欠ける場合があるため、避けることをおすすめします。

6.おわりに

今回は高品質の特殊清掃業者の選び方として、資格や許認可に注目してみました。
たくさんの資格があってよくわからないときは「解体工事業登録をしている会社か」この1点をまず確認しましょう。

特殊清掃について、ご質問やご不明な点がありましたら、ぜひ当サイトにご相談ください。

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