はじめに
静岡県で特殊清掃業者を…
「特殊清掃静岡」で検索され、この記事を読み始めたあなたは、
今、まさに「静岡県にある良いと思われる特殊清掃業者」をお探しのことでしょう。
そもそも静岡県に特殊清掃業者ってあるの?と不安に思われている方や、
ホームページを比べているけど、どこが良いのか分からない!と業者選びでお困りの方に対し、
静岡県で良い特殊清掃業者に巡り合う方法をお伝えいたします。
孤独死現場の特殊清掃の他記事が読みたい方はこちらをお読みください。
もくじ
特殊清掃業者の多くは、東京・大阪・名古屋といった大都市に拠点を構えてサービスを展開しています。
その拠点を中心に、作業部隊が隣県や地方都市まで出向いて特殊清掃サービスを提供しているのです。
では、地方の中核都市である静岡市内には、本拠点や営業所を持つ特殊清掃業者はないのでしょうか?
インターネットで「特殊清掃静岡」と検索すると…、
ざっと、十数社の特殊清掃業者を見つけ出すことができました。
皆様がご存じの通り、静岡県は太平洋に面して横長に広く、
新幹線の駅数が全国で最多となるほど、移動に時間がかかります。
急いで対応して貰いたい場合は、見つけた業者の所在地も
しっかりと確認する必要があるでしょう。
よく県内を三分割してエリア名を「静岡東部、静岡中部、静岡西部」と表現しますが、
「特殊清掃静岡」と検索して見つかった業者は、どのエリアに拠点を構えているのでしょうか。
検索結果をさらに読み込んだものが以下の通りです。
2019年6月17日時点Google検索「特殊清掃静岡」結果
(特殊清掃業者のみ上位20社を抽出。広告を除く。)
・静岡東部 6事業所
・静岡中部 7事業所
・静岡西部 9事業所
※法人ではなく、法人事業所単位で数値化。
・静岡県外 4法人 (静岡県内に拠点はないが、サービスエリアとしている業者)
広い静岡県ではありますが、東部、中部、西部ともに万遍無く存在する事がわかりました。
多くの業者が県内1拠点ではありますが、中には、3エリアともに出先機関(営業所、出張所)を設けている会社が…、
3社ありました。
これらの会社は、地元静岡県に根ざし、特殊清掃業に力を入れている、と捉えられます。
一方で静岡県外に拠点を持つ会社も4社見つかりました。
既に述べたように、県外から長距離移動して、サービスを提供する、ということですね。
では、各エリアにしっかり拠点を持つ業者を選ぶメリットは何なのか、お伝えいたします。
先にもお伝えしたように、多くの特殊清掃業者は大都市に拠点を構え、
大都市で起こる孤独死案件に即対応しながら、地方都市へも作業班を送り込んで、サービスを提供しています。
そういった業者の中に、特殊清掃業界では全国的に名の知れた業者があるのは事実です。
しかしながら、突然発生した孤独死現場に大都市から即対応できるほど、静岡県は大都市から近くはありません。また、地元に根ざした業者を選ぶことで、静岡県の文化を知った業者に巡り合う確率が上がると考えられます。
地方へ行くほど、近隣への関心はおのずと高くなりますので、
作業中の清掃業者の何気ない対応が、よからぬウワサ話の元にもなりかねません。
そうした時に、地元静岡県をよく知った業者であれば、都会の業者とは違った対応を期待できるはずです。
どのエリアに拠点を持った業者かを自分で調べたい場合は、
業者ホームページの「会社概要(案内)」を確認しましょう。
本社と同時に、静岡県内に複数の営業拠点を持っている業者であれば、
地域に根差した業者とみて間違いないありません。
【エリアで業者を選ぶ3つのメリット】
【メリット①】素早い対応が期待できる
特殊清掃を依頼したい地域の近くに拠点を構える業者は、一刻争う現場に即対応することが可能です。
特に、臭いや害虫などの問題が近隣住民の感情を悪化させている場合は、真っ先に駆けつけた上で、
近隣対応や特殊清掃、臭いを軽減させる措置を取ることのできる業者を選ぶことが重要です。
お部屋の状況は時間が経つごとに悪化していきますので
大都市圏から距離がある県中部では、この県内業者による即対応は特に恩恵の大きいところと思われます。
【メリット②】費用削減が期待できる
近くの拠点を持つ業者であれば、当然現場までの移動距離が短く、交通費が少なく済みます。
加えて拠点周辺で複数現場の対応が可能となれば、施工の効率も上昇するでしょう。
現場作業にかかる経費は各社何らかの形で代金に転嫁していると考えられますから、
必要経費が少ない分、支払いになる作業料金が抑えられると予想されます。
何かと出費の嵩むタイミングですから、抑えられる費用は抑えたいところです。
【メリット③】立ち合い無しでも安心
長らく地元を離れていたご親族が静岡県へ戻って対応される場合は、
地元のことをよく知った業者の方が安心できます。
特殊清掃後は、大抵の場合遺品整理の必要が発生しますが
地元業者であれば、地域ごとに許認可が分かれる廃棄物業者とも繋がっているので、
立ち合いが難しくとも、安心して任せることができるはずです。
遠方にお住まいであったり、お仕事が忙しい方には重要なポイントではないでしょうか?
以上のように現場近くに拠点を構える業者を選ぶことで、
得られるメリットが多いことはお分かり頂けたかと思います。
しかし、更に深く見ていくと、良い業者の基準のようなモノが存在することが分かります。
ここからは、更にその基準についてお伝えいたします。
ここまでは、特殊清掃業者を営業所を構えるエリアごとに分け、それを業者選びの基準としました。ここからは、営業所のエリア以外に業者選びの基準を考えてみましょう。
特殊清掃業者と言っても、その特徴や運営母体は様々です。
例として先の検索で見つかった、上位20社の主たる事業を確認してみましょう。
最も多いのが、遺品整理、生前整理、家財整理等を主軸とした片付け系の業者です。
県内外合わせて、13社が片付け事業から派生して、特殊清掃を行っているようです。
次は、便利屋の傍らで特殊清掃を行っている業者です。
こちらは20社中2社が該当しました。
便利屋さんですから、基本的にはどのような作業でも行うことが特徴です。
そのサービスのひとつとして、特殊清掃を挙げ、インターネット検索で見てもらいやすいように
ブログ等で特殊清掃作業の様子を書き込んでいるようです。
意外なところでは、害虫駆除業者や内装工事や電気工事を主体とする業者が、
特殊清掃をも行っているという実態が見えてきました。
おそらく、過去に孤独死のあった物件の内装を張り替えた経験や、電気工事を行った経験から、
「これは事業にできる」と判断されてのことではないか と推測いたします。
20社の中で、純粋に特殊清掃だけを追及し、
静岡県で特殊清掃サービスを展開していると思われる業者は、たった3社。
しかし、残念ながら、この内の2社は「静岡県外の業者」であることをお伝えしておきます。
特殊清掃作業を希望する現場に近い業者。
特殊清掃作業を主体としている業者。
だからと言って、サービス内容が良いとは限らないし、高い技術があるとも言い切れません。
たとえ運営母体が異業種でも、その事業体が特殊清掃サービスをしっかりと追及していれば、
少なくとも現場施工においては問題ないと考えられます。
では、それら企業の姿勢はどのように調べるとよいのでしょうか。
私たち個人がそうであるように、最も得意なことは真っ先に伝えたい、と考える事は不思議な事ではありません。
業者もホームページのトップに記載することは、その業者が最も力を入れていることなのです。
今回は「特殊清掃静岡」での検索を想定し、ヒットするページをよく見ると、
確かに多くの業者で「特殊清掃」について記載しているページを見出すことができます。
これは少なくとも1ページは特殊清掃について記載しておかないと、
インターネット検索にヒットしないことが原因です。
しかし、最も得意とすることを1ページ程度でアピールするでしょうか。
そこで、今度は左上の「社名」や「社名ロゴ」をクリックして下さい。
するとその業者のホームページのトップページへ移行します。
トップページには、その会社の取り組み姿勢や、最も得意とするサービスが前面に押し出されているはずです。
便利屋さんであれば、「なんでもやります!」
片付け業者であれば、「片付け前、片付け後」のビフォアーアフターの写真が掲載されていることでしょう。
また、「故人の想いに…」や「【お困り事】を救う」等、その企業の取り組み姿勢を大きく謳っているはずです。
特殊清掃を最も得意とする業者であれば、それを前面に押し出しているに違いありません。
これが企業姿勢の判断方法であります。
では企業姿勢とは別に、技術面の最重要ポイントを見極めるには、どうしたらいいのでしょうか。
特殊清掃業者に求められていることは、最終的には孤独死に伴う臭いの問題を解決できるかどうかです。
特殊清掃というのは、何も「清掃、掃除をする」ことだけではなく、
「臭いを消し去る」ことまでをも含んで考えることが必要なのです。
その臭いを消す為には、技術が伴っていなければならず、
それらを「確かな証」を持って謳っているかが、最大のポイントとなります。
では、臭いを消す技術とは一体何でしょうか。
孤独死に伴う臭いは、表面的な清掃だけでは無くなりません。
他の記事でも触れているように、建物や部屋の部分解体が必要となる場合がほとんどです。
よくあるのが、目に見えている汚れのひどい部分だけを掃除して、
その背後に隠れている重要箇所を見落とし、特殊清掃作業を終えてしまうことです。
孤独死現場で多い、布団やベッドの上でお亡くなりになるケースで、布団・ベッドの廃棄と、床上までの掃除をして、
フローリングやクッションフロアの下に浸み込んでいる臭いの根源を処置することなく、作業を終えてしまうのです。
一見綺麗になり、臭いもある程度収まりますが、徐々に臭いが染み出して、
いずれ室内が異臭で満たされてしまします。
このような染み込んだ臭いにも着目しての建物の部分解体経験が多いほど、
しっかりとした消臭作業を行っている業者であり、完全消臭が可能になるのです。
薬剤や脱臭機を用いて消臭できる部分というのは限られていて、臭いの根源を見極め、
取り去る技術が完全消臭に向けた最短、最大の秘訣であります。
そして完全消臭する為に最も重要な技術である解体作業において、
現在は(令和元年6月1日より)、各都道府県の知事に対し、
【解体工事業者登録】の届け出が必要となっています。
つまり、これが特殊清掃における技術の最大の証となっているのです。
なお静岡県で解体工事業者登録をしている特殊清掃業者は、
現時点では1社しかありません。
ここまで、静岡県の特清掃業者における、
◆地理的な会社状況⇒広大な静岡県に根ざした特殊清掃業者
◆会社の特徴⇒特殊清掃が派生事業か主体事業か
◆最も得意なサービス⇒特殊清掃経験の豊かさ
◆消臭技術⇒解体工事業者登録を取得している
を、しっかりと確認し、「特殊清掃静岡」で良い特殊清掃業者に巡り合う方法をお伝えしてきました。
おそらく、今この記事を読み進めて来た方のほとんどが、
初めて特殊清掃業者を探されている方だと思います。
そして、きっとこの先、もう一度特殊清掃業者を探して利用する事は無いでしょう。
時間が無い中だからこそ、これまでお伝えしたことを踏まえ、
この静岡県で、より良い特殊清掃業者に巡り合い、早期に問題が解決されることを願っております。