同僚のお父さんが孤独死して、発見まで1週間ほどだったそうですが、夏なので臭いが酷かったみたいです。清掃したら臭いは消えるのかな?
まずは、ご冥福をお祈りします。
一般のハウスクリーニングでは死臭を消すのはムリなんです。
でも、特殊清掃業者に依頼すると大丈夫ですよ。
それを聞いて安心しました。
いやいや、身内が孤独死なんて考えたくもありませんが、知識として知っておきたいところです。
死臭だけではなく、ゴミ屋敷や犬猫屋敷の臭いも特殊清掃でなければ消臭できません。
この3つの臭いについてみていきましょう。
もくじ
死臭は「腐敗臭」「腐乱臭」とも呼ばれます。原因は遺体の腐敗です。
人間の体内には、微生物やバクテリアなどの細菌が潜んでいます。生きている間は免疫作用によってこれらが増殖することはありませんが、死亡して免疫作用がなくなると細菌は一気に増殖します。
増殖した細菌が遺体を分解することで腐敗が始まり、死臭とよばれるガスが発生するのです。
一般に、夏場であれば死後2〜3日、冬場でも5〜7日程度で発生するといわれています。
チーズや肉、魚などを部屋に放置すると想像してみてください。
当然腐って何日もすると異臭を放つでしょう。ひとかけらのチーズや100gの肉・魚と比べると、人間の体ははるかに大きいです。
ですから、臭いも何十倍にもなるのです。
ゴミ屋敷の臭いは大きく分けて、生ゴミ臭、カビ臭、アンモニア臭があります。
それぞれどんな臭いなのか、みていきましょう。
生ゴミ臭は食べ物が腐った臭い「腐敗臭」です。
この臭いは、食べ残した食べ物から発生するのではなく、そこに繁殖した微生物が食べ残しゴミを分解する過程で出す排出物や、化学反応で発生するガスの臭いです。
ゴミを処理しても換気をしても臭いが消えないのは、壁や天井にしみついてしまっているからです。
さらに、食品が残されているとゴキブリやネズミなどの害獣が発生し、それがまた悪臭の原因となります。
ゴミを溜めるような家は、洗面所やお風呂、トイレなどカビの繁殖しやすい水回りの手入れがされていません。洗面所や風呂場までゴミ置き場になってしまっている家もあります。
水回りを長期間手入れしないと、カビが発生します。
カビは繁殖するときに老廃物が出て、臭いを大量に放ちます。
進行すれば使うことすらできない状態になります。
やがて、窓枠、壁、天井と範囲を広げ、部屋中に青臭いカビ臭を放出します。
ゴミ屋敷には、鼻を刺激する「アンモニア臭」が漂っています。
ゴミ屋敷になった家はトイレ掃除をしていないので、尿に含まれる尿石という成分が便器にこびりつき、ひどい臭いが出てとれなくなります。
アンモニア臭はトイレだけでなく、長く洗っていない衣服やタオル、ベッドのシーツからも放出されます。汗や加齢臭が布に染み付くと、尿と同じような臭いが発生するのです。
犬猫屋敷の悪臭は、至るところに排出した糞尿の臭い、体から出た体液や血液の臭い、死んだ犬や猫の腐敗臭、腐敗臭に群がって発生したウジなどの害虫が繁殖する臭いなどが混ざっています。
犬猫屋敷がゴミ屋敷よりひどいのは、床面や壁面がボロボロで、床に撒き散らした糞尿が広範囲に染みついているところです。
子犬や子猫の死体処理も含まれる犬猫屋敷の消臭作業は、一般のハウスクリーニングの手には負えません。
ゴミを片付けるだけでは死臭、ゴミ屋敷臭、犬猫屋敷臭を消し去るのは難しいとわかりました。
では、特殊清掃業者はどのようにして「特殊な臭い」を取り除くのかみていきましょう。
特殊清掃業者が特殊な臭いに対応できる最大の理由は、薬剤を扱えることです。
例えば死臭(腐敗臭)は、人間のご遺体や動物の死体が腐敗して漏れ出た体液から発生します。
成分は皮脂、血液、排泄物などが混合したものです。この体液は、一般的な洗剤では落としきれません。目に見えない臭いの分子が部屋中に拡散し、壁や天井、床などさまざまな場所に付着しているからです。
特殊清掃では、死臭(腐敗臭)にも対応する業務用の薬剤、さらにはオゾン脱臭器という臭いの分子をオゾンの力で分解して無臭化させる専門の機材を用いて短時間に臭いを消し去ることができます。
腐敗が進むとその「臭い」を嗅いで、ハエやウジなどの害虫が湧いてきます。害虫は腐敗している場所に卵を産みつけて増殖していき、さらなる悪臭を生み出すという悪循環が起こります。
また、部屋に食品があればゴキブリやネズミなどの害獣が発生することも多く、これがまた悪臭の原因となります。こうした害虫・害獣は人目につかない細かい隙間などに入り込み隠れています。
1匹でも潜んで生息していれば、やがて繁殖し悪臭の原因となる可能性があります。
特殊清掃では、駆除剤を撒いて、こうした害虫・害獣を徹底的に駆除して臭いを絶つことができます。
体液が床や畳に染みこんで床材まで腐敗してしまった場合、強く濃く染みついた死臭はどんな方法で脱臭しても除去できないため、リフォームや解体が必要になります。
ただ、むやみに壊せばいいというわけではなく、臭いの元を知り、再発生を防ぐことや費用面も考えた適切な判断が求められますが、それができるのが特殊清掃業者です。
特殊清掃業者は、特殊な現場を扱ってきた知識と経験を生かして、壁や床、配管などのどこまで解体すべきか、どのようにリフォームを行うべきか、を依頼者に提案し、解体やリフォーム作業を行い、特殊な臭いを根こそぎ排除します。
特掃隊では、特殊な臭いを完全消臭する次の「3つの工法」をもっています。
主に「酵素」「加速化過酸化水素」の2つを用いて薬剤散布を行います。
共に人畜無害の物で安心して利用できます。
オゾン燻蒸とは、地球上で2番目に強い物質のオゾンを有効に管理して臭気成分を酸化分解していく事で、換気に2年かかる臭気を1〜2日程度で分解します。
専用のコーティング剤シャダーンを用いるコーティングは、強固な皮膜を形成し、臭気の染み込んだ物質を封じ込めます。
薬剤散布やオゾン燻蒸など当社の特許サービスを真似る業者は多くいますが、容量や用法、気温など様々な条件で消臭の結果は変わってきます。
リスクベネフィット社の特許技術では「完全消臭」をお約束します。
そして、当社は特殊清掃業界のトップランナーとして、他の特殊清掃業者に技術を提供したり、さまざまな用品を販売しています。
すなわち、他社よりも原価を下げる事ができるのです。
今回は、特殊清掃業者でなければ完全消臭できない臭い3つをご紹介しました。
それぞれの臭いの原因と消臭できない理由、そして特殊清掃業者なら何故消臭できるのか、お分かりいただけたと思います。
特殊な臭いの完全消臭は、ぜひ当サイトまでご相談ください。