前回の記事から、部屋にある臭いの元がわかりました!排水管だったようです。
ただ、色々やってみてもなかなか除去できません〜。
排水管のトラブルは、原因によって対処が異なるからな。
詳しく紹介していこう!
もくじ
前回の記事で、住居の悪臭の原因は9つあると解説しました。
1.排水管のトラブルや汚れ 2.エアコンの汚れ 3.寝具の汚れ 4.カーテンの汚れ 5.コンセント 6.キッチンの汚れ 7.トイレの汚れ 8.お風呂の汚れ 9.靴や傘の汚れ |
これら9つの原因別に、悪臭を除去する方法をご紹介していきます。
排水管のトラブルや汚れによる悪臭は、4つの原因が考えられます。
①排水口汚れ ②ワントラップがズレている ③排水トラップ ④排水管と塩ビ管にスキマがある |
【キッチンの場合】
【使う道具】
キッチンハイター(塩素系漂白剤)、ビニール手袋、歯ブラシ、中性洗剤、スポンジ、パイプクリーナー
①排水口のヌメリを歯ブラシで取りのぞきます ②食品用洗剤をつけたスポンジで排水口やゴミ受けを綺麗にします ③洗剤を流し、キッチンハイターをかけ5〜10分おきます ④ハイターを流し、パイプクリーナーを中にいれ15〜30分おきます ⑤水で流します |
キッチンハイターの使用時は、必ずビニール手袋をしてください。
【お風呂の場合】
【使う道具】
カビキラー(塩素系漂白剤)、ビニール手袋、歯ブラシ、浴室用洗剤、パイプクリーナー
キッチンと同様に、ゴミ受けや排水口の汚れを浴室用洗剤と歯ブラシで取り除いたあと、カビキラーをかけて5〜10分おきます。その後は同じ工程です。 |
正しい位置を確認して設置しなおします。 しっかり奥まではめこんだあと、回して固定してください。 |
以下の図で種類を確認してください。
椀トラップの場合は、排水口のフタを取ると目で確認できます。
ただ他のトラップは見えないので、以下の対処を行って臭いがなくなるか試してみるしかありません。
シンクに水を溜めてから、コップ1杯ほどの水をゆっくりと流します。変わらなければ、さらに水を増やしてください。だめな時は、パイプクリーナーで髪の毛を溶かしてみましょう。 |
上記でも悪臭が取れない場合は、排水管内の気圧が原因かもしれません。
排水管の交換が必要となるので専門業者に依頼しましょう。
【使う道具】
防臭キャップか、配管パテ
塩ビ管から排水管を取り出して、防臭キャップを取り付け、元に戻します。 |
エアコンから悪臭が出ている場合、原因はフィルターかエアコン内部の汚れどちらかになります。まずはフィルターの清掃をするところから始めてください。
【使う道具】
歯ブラシ、中性洗剤
さっと水で洗ってホコリを除去したあと、中性洗剤をつけた歯ブラシで優しくこすりながら掃除をします。 その後、水で洗剤をきれいに落として、陰干しします。 |
換気をしながら、2〜3時間の冷房運転をします。 それにより、内部にある結露が、溜まった汚れやカビとともに排出されます。 |
それでも臭いが除去できない場合は、清掃業者に内部清掃を行ってもらうといいでしょう。
寝具は原因によって対処法が異なるので、それぞれ解説します。
布団の中に溜まっている空気を押し出し、入れ替えます。 陰干しして布団を乾燥させ、しっかり湿気を除去します。 これにより、素材に含まれた油分が溶け出さなくなるので、悪臭がなくなります。 |
【使う道具】
ハイター(塩素系漂白剤)、洗濯用洗剤、歯ブラシ
浴槽に40度程度のお湯を張り、ハイターをいれて寝具を30分〜1時間つけおきします。 その際に、目立つ汚れは歯ブラシでこすり落としましょう。洗濯機で洗ったあと天日干しをします。 |
カーテンを洗う際は、
・家庭で洗濯可能かどうか
・漂白剤についての注意がないか
これらの表示を確認した上で始めてください。
以下は、家庭で洗濯する場合の対処法です。
【使う道具】
ハイター(塩素系漂白剤)、歯ブラシ、中性洗剤
カーテンフックを外して、ホコリを取っておきます。 浴槽に40度程度のお湯をお張り、ハイターをいれてカーテンを30分から1時間程度つけおきします。 気になる汚れは歯ブラシで取りましょう。洗濯機あるいは手で洗い、陰干しします。 |
【使う道具】
ハイター(塩素系漂白剤)、歯ブラシ、中性洗剤
カーテンフックを外して、ホコリを取っておきます。気になる汚れは歯ブラシで取りましょう。 洗濯機あるいは手で洗い、陰干しします。 |
天日干しは変色する可能性があるので、陰干しがおすすめです。
コンセントが焦げ臭く感じる時は、内側の電線がショートしている可能性があります。
内側の修理は電気工事士でなければ行えませんので、専門業者を呼びましょう。
延長コードやタコ足配線がショートしている場合には、新しいものに取り替えましょう。
火災につながる危険性があります。
キッチンは原因となっている場所ごとに対処法が異なります。
【使う道具】
重曹、ふきん、清掃用ブラシ、中性洗剤
シンクに40度から50度程度のお湯を張ります。重曹水(お湯100mlあたり重曹小さじ1杯)を作り、部品を20分程度つけおきします。清掃用ブラシと中性洗剤でこすり洗いをしてお湯で流します。 |
【使う道具】
キッチンハイター(塩素系漂白剤)、ポリ袋、歯ブラシ、中性洗剤
生ごみをポリ袋にいれて捨て、清掃用歯ブラシと中性洗剤で三角コーナーを綺麗にします。 キッチンハイターをかけて5〜10分程度置いてから、水で流します。 |
【必要な道具】重曹、スポンジ、ふきん、歯ブラシ、中性洗剤
ターンテーブルを取り出して洗います。水でしめらせたふきんに中性洗剤を少ししみこませ庫内を拭きあげます。しつこい汚れは重曹水もしみ込ませて拭きあげます。 |
【使う道具】スポンジ、中性洗剤
蒸発皿を取り出して、スポンジと中性洗剤を使って洗います。 きちんと洗い流した後、よく乾かして再び設置します |
トイレも原因となっている場所ごとに違う対処を行います。
【使う道具】
ブラシ、トイレ用洗剤、ビニール手袋、トイレ掃除用シート
ブラシとトイレ用洗剤で便器の内側についた汚れをこすり落とします。 フタや便座をトイレ掃除用シートで拭き取ります。 |
【使う道具】
ブラシ、トイレ用洗剤、ビニール手袋、トイレ掃除用シート、歯ブラシ
タンクの蓋と中蓋を外します。歯ブラシとトイレ用洗剤で汚れを落とします。 風呂の洗い場などで、同様にタンクの蓋と中蓋を洗います。水気を切ってから蓋を戻します。 |
【使う道具】
ふきん、クエン酸スプレー
クエン酸スプレーを床や壁全体に吹きかけたあと、ふきんで拭き取ります。 |
それぞれの原因に適した対処法を行ってみてください。
【使う道具】
重曹、カビ取り剤、清掃用ブラシ、クエン酸スプレー
お湯で作った重曹水を壁や床にふきかけ、ブラシでこすい洗いをします。 クエン酸スプレーも同様に吹きかけたあと、こすり洗いします。 カビ取り剤をふきかけて5〜10分おき洗い流します。 |
【使う道具】
重曹、カビ取り剤、スポンジ
浴槽に40度程度のお湯をため、重曹をカップ1杯いれて一晩おいた翌日に、スポンジで浴槽をこすり洗いします。 |
【使う道具】
清掃用ブラシ、追い焚き管洗浄剤
追い焚き管の蓋を外し、浴槽の追い焚き管の上までお湯を溜めます。 洗浄剤をいれ、一番高い温度で追い焚きして1時間置き水を抜きます。ブラシで汚れを洗い流します。 |
靴は着用後にしっかり乾かし下駄箱に入れる際に除湿剤をいれておくと、菌が繁殖しにくくなります。 |
【使う道具】
過炭酸ナトリウム
浴槽に熱いお湯をため、酸素系漂白剤を大さじ5杯溶かし、傘を20〜30分間つけおきします。 洗い流して天日干しで乾燥させると菌やカビを落とせます。 |
解説通りに対処したら、臭いがなくなりました!
よかったな。
あとは今後もイヤな臭いに悩まされないよう、普段から以下の4つを意識するといいぞ。
①換気して空気を新鮮にたもつ
②洗濯をこまめにする
③定期的に排水管を掃除する
④コンセントを抜き差しする際は電源オフで
いい予防になりますね!